数学が楽しくなる!?数学プロフェッショナルの里中の数学雑学 第8回 「同じ誕生日の確率」
2025.09.19
数学のジャンルの中で確率は、比較的普通の生活に浸透しているものではないでしょうか?
降水確率や宝くじの一等の当選確率など、学生のみんなになじみがあるのは、ソシャゲのガチャの確率あたりでしょうか?
以前にも紹介した「モンティホール問題」も確率の話ですが、直感では分かりづらい意外な結果が出てくることが多々あります。
例えば、40人のクラスの中で同じ誕生日の生徒がいる確率はどのくらいでしょうか?
おそらく、こう考えるのでは?
「365日の中で同じ誕生日ってそんなにいないはず、確率はそれほど高くない、むしろ低いのでは」と。
実は計算してみると、同じ誕生日の生徒がいる確率は「約89%」となります。
詳しい計算は省きますが、40人全員が異なる誕生日を調べると約11%と出るため、残りの約89%は同じ誕生日がいることになります。
どうですか、意外な結果だったでしょう。